本能で恋をする~after story~
「凛音…?どうしたの?教えて?俺に当たってくれて構わないから。
まさか、本当に俺のこと嫌いになったの?」

「そんなのあり得ない!!」
あんな頑なにこっち向いてくれなかった凛音が、バッとこっちを向き目に涙を浮かべて、訴えてきた。
「私はただ!!
寂しかったの……海斗に嫌われたんじゃないかと思って…」

「そんなこと、あり得ないのに」

「わかってる。わかってるけど、自分でも知らないうちに海斗を傷つけるようなことしたのかなって……」
「凛音…ごめんね…そんなに悩ませてたなんて。
ちゃんと俺が話すべきだった。ごめん……!」

「だから、あんな格好して――――」
「ん?あんな格好って?」

「え?い、いや…その…別に何もないよ」
凛音の目が泳ぐ。

「凛音?」
「ほんとに何もないの。私お風呂入ってくる!頭冷やしたいし」
「え?じゃあ、一緒入ろ?久しぶりだし。風呂でラブラブしよ!」
「え?今日はちょっと……。あ、ほらっ!今アレなの。生理中で……」
「え?そうだっけ?早くない?前回の生理から」
「そうだったかな…?」

凛音、おかしい。
しどろもどろだし、目は泳ぎっぱなしだし。

「ま、いいや!じゃあ先に入りな!」
「うん。じゃあお先に…」

でも俺は凛音が脱衣所に行ってすぐ、凛音を追いかけた。
< 100 / 126 >

この作品をシェア

pagetop