本能で恋をする~after story~
「ちょっと!凛音!?泣かないの!!」
無意識に泣いていた。

「ごめん……なんか自分が情けなくて。もしかしたら無意識に、海斗を傷つけてるのかもしれないと思ったら、悔しくて…」

涙が、止まらない。

「じゃあ、最後の手段ね!!」

「最後の手段?」




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「やっぱ、やめようかな……。かなり恥ずかしい////
てゆーか、きみちゃんよくこんなの持ってたよな…?」

私は今ベビードールを、着ている。

「でも、可愛いんだよな////」



【いい!凛音!
これ買ったばかりで私使ってないやつだから、これを着て海斗を誘惑しな!これを着てベットに入れば、海斗の理性なんて、一瞬で飛んじゃうから!】

大丈夫かな?
引かれないかな?

リビングで窓に映る自分を見て、くるくると回ったりしている。
「うん。頑張れ私!」
自分自身に渇を入れ、窓に向かって頷いた。
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