都合のいい女になるはずが溺愛されてます
「陸さんぶっちゃけモテる?」

「こんだけかっこよかったら学生時代からモテとーやろ」

「いやぁ、それほどでも」


質問する類と、断言する麗。
佐久間が疑問に答えるとふたりは目の色を変えた。


「ほら、否定しないやん!」

「 仁奈姉大丈夫?この人浮気しそう」


再び警戒のスイッチが入ってしまったらしい。


「浮気はしないかな〜。俺たち付き合ってまだ1ヶ月だけど、アプローチは半年したから」

「え、そうなん?」

「仁奈が全然なびかなくて半年猛アプローチ。
で、やっと最近付き合えた感じ」


すかさず佐久間が私たちが付き合った経緯を話したら類はあっさり警戒を解いた。
多少事実とは違うけど、あながち間違ってないからいっか。


「手に入ったら飽きる、みたいな逆も然りやけんなんとも言えない」


しかし麗はじと、と佐久間を見つめて信用していない。
昔の私を見てるみたいだ。


「お、麗くん身に覚えがある感じ?」

「……俺、佐久間さんと仲良くなれない気がします」

「同族嫌悪やろ、似とるもん麗と陸さん」


余裕の佐久間に麗は遠回しに嫌味を言っていたけど、類にからかわれたのは気に食わなかったのか思いっきり睨んでた。
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