都合のいい女になるはずが溺愛されてます
前向きに検討しとくってことは多分ないな。
それとも私がこの前言ったこと真似してる?

でも質問したら変な駆け引きが始まって埒らちが明かないから洗面所に戻って髪を乾かすことにした。


「もう寝る?」


髪を乾かしてついでに歯磨きを済ませてから部屋に戻ったら佐久間があざとく首を傾げる。
こういう仕草無意識かな?顔がいいとなんでも狙ってやってるように見える。


「歯ブラシどうぞ」

「ウケる、サービスいいね」


しかしキュンとしたのは絶対バレたくない。
無表情で未使用の歯ブラシセットを渡して場所を交代した。

それから5分くらい経ったか、深夜番組をぼーっと眺めていたら佐久間が部屋に入ってきたので手でどうぞ、とベットの方へ誘導した。


「佐久間さんベット使ってください。私ソファで寝るので」

「え?俺が添い寝するっていう選択肢は?」



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