都合のいい女になるはずが溺愛されてます
「……は?」


まるで私が変なことを言ったみたいなリアクションされた。
いやビックリしたのはこっちだ。狭いシングルベットに2人寝る必要はない。


「よくソファで寝落ちしてるんで大丈夫です」

「は?ダメ。ちゃんとベットで寝て。
それに生理の時はお腹撫でてもらったら楽になるって言わない?」


その知識は……どこの女情報だろう?
クズと知っているから会話の節々に女の影を感じてしまう。

でも確かに私は生理の時、下腹部が痛くなるタイプだから他人に撫でてもらったら楽になる。
プラセボ効果ってやつと思うけどその説には同意だ。


「お腹……張ってるからって太ってると思わないでください」

「OKってこと?」

「……」

「なに、照れてんの?仕方ねーな、リラックス効果でハグもしてあげる」

「そういうサービスいいんで寝かせてください」


立ち上がってベットに向かったら「今日ツッコミ鋭くない?」と佐久間がぼやく。

無視して横になったらカチャカチャと音がする。
ベルト外す音?あ、そっか。着替え持ってないから下着で寝るつもりか。

ちなみにどこまで脱ぐ気だと聞こうとしたら佐久間がベットに入ってきたからはしっこに寄った。
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