1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ


「違ってない……怖くてきけない」

「別れたくなかったら聞かなきゃ」

「でもいつも弟や妹がいるから悪いなって」

「それは解決ずみじゃなかった?」

「そうだけど……」

「昨日行くって言っててのドタキャンなんだから何かあったんだよ
それは菜々美が聞かなきゃ」

「明日香……」

「我慢しちゃだめだよ」

涙が出てきた

「ありがとう……」


明日香は菜々美の涙を手で拭いた

「明日香はかっこいい(笑)明日香みたいになりたい」

「菜々美だから海斗くんは好きになったんだよ私は亮ちゃんとラブラブなんで(笑)」

「羨ましい」

「それもちゃんと言うの……私なんていつも私からせまってるし」

明日香はニカッと笑った

「じゃあねー、明日」

ありがとう明日香
よし、元気だそ!



部活が終わり亮太は明日香のところへ行く

「お待たせ」

「お疲れ様」

「帰ろう」



「……海斗くんに話があるの」

「明日香……何を言うんだ?」

「うーん1発どーんて」

「え〜やめとけよ、海斗は浮気はしねぇって言っただろ?」

「それはわかってるよ、じゃあ、亮ちゃんが知らないとこで私が男子と2人でカフェに行ったらどう思う?」

「そりゃ、嫌だけど理由があるなら……」

「そこなのよ!私らはちゃんと言うじゃん
海斗くんは理由を言わないのよ、だから菜々美は不安なの!」

「それは海斗らの付き合い方で俺らが口を出すことじゃないだろ?」


「亮ちゃん、私の事好き?」

「好き、大好き」


「でしょ?それを言えない菜々美の立場よ」

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