身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています
「今から23年ほど前。イリアムの前国王がフォンダールの近くを通過した時、悪天候に見舞われて困っていた。そこをフォンダールが保護したんだ。その時、俺の母親と国王は、お互いに一目で恋に落ちて、フォンダール王族の許可の元、そのまま結婚して連れ帰ることになった」
「え?でも、フォンダールは恐れられてるって……」
「普通なら、そんな曰く付きの血筋は敬遠されるだろう。けれど、2人の想いはそれ以上に強かったらしい」
だけど、身分のある人の結婚が、そんなに簡単に決められるものなの?
エディ自身は、このことをどう思っているのだろうか。
「狼は、生涯で一人の相手しか愛さない」
突然、話の流れを変えたエディを見つめた。
「狼は、生涯でたった一人の異性しか娶らない。一途で愛情深い生き物なんだ」
正直、エディの真意はよくわからないけれど、とりあえず頷き返す。
「俺のように、狼に姿を変える半獣の生き物もまた、同じなんだ。フォンダールでも、狼の血を引く者、特に狼に姿を変える者は、たとえ国王という立場でも、側室を一切迎えず、生涯一人の妃への愛を貫く。もっと言えば、たった一人の異性に、抗いようもないほど強烈に惹かれて、他に目を向けられないんだ」
それは……すごく素敵なことだと思う。
でも、それじゃあエディの母親は?イリアムの国王には、既にエリオットの母である正妃がいたはず。
「え?でも、フォンダールは恐れられてるって……」
「普通なら、そんな曰く付きの血筋は敬遠されるだろう。けれど、2人の想いはそれ以上に強かったらしい」
だけど、身分のある人の結婚が、そんなに簡単に決められるものなの?
エディ自身は、このことをどう思っているのだろうか。
「狼は、生涯で一人の相手しか愛さない」
突然、話の流れを変えたエディを見つめた。
「狼は、生涯でたった一人の異性しか娶らない。一途で愛情深い生き物なんだ」
正直、エディの真意はよくわからないけれど、とりあえず頷き返す。
「俺のように、狼に姿を変える半獣の生き物もまた、同じなんだ。フォンダールでも、狼の血を引く者、特に狼に姿を変える者は、たとえ国王という立場でも、側室を一切迎えず、生涯一人の妃への愛を貫く。もっと言えば、たった一人の異性に、抗いようもないほど強烈に惹かれて、他に目を向けられないんだ」
それは……すごく素敵なことだと思う。
でも、それじゃあエディの母親は?イリアムの国王には、既にエリオットの母である正妃がいたはず。