身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています
「よかったあ……」

「サーヤ?」

小声で呟く私を、エディが探るように見つめてくる。


「エディの役に立てて、本当によかった」

今頃になって、やっと彼の無事の帰還を実感できたみたいで、ポロポロと涙が溢れてくる。


「サーヤ」


エディはそんな私をギュッと抱き寄せて、落ち着くように背中を撫ででくれる。

「うっ……っ……」

「心配かけて、悪かったな」


エディはいつだって、こうやって命がけでこの国を守ってきたんだ。それはこの先も、きっと変わらないのだろう。

この先、再びこういうことが起こるかもしれないと思うと、怖くなって体が震えてしまう。


「サーヤ、大丈夫だ。俺はこうしてここにいる。サーヤの居場所がここであるように、俺の居場所もまた、サーヤの隣だ」



私が落ち着くと、エディはいつものように背後から私を抱きしめて、共に眠りについた。











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