工業高校のイケメン達に愛されて【番外編】
リビングに入りあたしが見ていた用紙が置いてあるテーブルに視線を落としたお母さん。
「ああ、もうそういう時期だものね。緋奈は、進学でしょう?」
「えっ?」
うんうんとまるで当たり前だというように頷いたお母さんにあたしは目を見開いて首を傾げる。
進学でしょ、なんてまるで決定事項みたいな、あたしなら進学を選ぶだろうと確信を持ったような言い方だった。
お母さんには、まだ進路のことは何も相談してない。
大学の資料を請求したり、インターネットで色々と調べていたことも、とにかく何も言ってない。
念のため、お母さんに見られないように資料とかはきちんと所定の引き出しにしまっていた。
なんで、わかったのかな…?
「な、なんで?」
お母さんの言葉に頷くことはせず、疑問を投げかけた。
すると、お母さんは不思議そうな顔をして首を傾げた。