工業高校のイケメン達に愛されて【番外編】
しばらくの沈黙の後、あたしは翔くんに身を預けたまま、身につけているラピスラズリのネックレスを優しく握りしめ、ゆっくり口を開いた。
「翔くん、あのね。あたし、大学に行こうと思うの。」
「え?」
いきなりの話題に驚いたのか、肩に回した腕の力を緩めた翔くんがあたしの顔を覗き込む。
「進路、迷っていたんだけど…お母さんが背中を押してくれて。栄養学について、大学で学びたいの。」
あたしのやりたいこと。
元々、あたしは勉強をするのは嫌いではないし、好きな科目の勉強をすることはむしろ好きな方だ。
大好きな料理の練習をしているうちに、食についてもっと詳しく学びたいと思ったんだ。
そして将来、食について携わる仕事に就けたらいいなって思ってる。
「…そうか。俺も…進学しようと思ってる。」
「え、翔くんも?」
この前、進路に迷っていると言っていた翔くん。
あたしは、翔くんを見上げた。