工業高校のイケメン達に愛されて【番外編】
「俺、自動車整備士になりたいんだ。大学行って、資格取る。」
翔くんの話を聞くと、ガソリンスタンドでのアルバイトを通じてさらに車に興味を持って、整備士の夢を持つようになったらしい。
そう話をしてくれた翔くんは楽しそうで、どこか嬉しそうだった。
好きなものに携わりたいという夢___…。
ある意味あたしたちは共通の夢を持っていて、口元が綻んだ。
「俺は、大学は推薦受験を狙えるけど、緋奈は…。」
「あたしは…一般受験。来年からは、塾にも通うつもり。」
あたしの希望の学部の推薦は、工業高校にはないんだ。
だから…一生懸命頑張って勉強しなきゃ。
翔くんと一緒にいられる時間が減っちゃうのは…正直寂しい。
けれど、自分の夢のため。
翔くんとも、別々の進路だからあと一年少しでさらに一緒にいられる時間は少なくなる。
寂しいけれど…でも、翔くんのことを大好きな気持ちは一ミリも変わらない。