工業高校のイケメン達に愛されて【番外編】
家から持ってきたお気に入りのパジャマを見に纏い、翔くんの部屋へと戻る。
「も、戻りました…!」
再び敬礼をした上に、なぜか敬語。
あはは…もう、ちっとも落ち着かないよ。
「おお。遅かったな…のぼせてねぇか?」
翔くんはあたしのそんな変な様子を見ても、特に何も触れなかった。
よかった…言われてしまうと余計緊張してしまう気がするから。
「遅くなってごめんね、大丈夫…!」
あたしの様子に、そもそも翔くんは気づいているのかいないのか…無表情なのでよくわからないけど。
ちょっと…翔くんの声がうわずっている気がした。
あたしが翔くんの隣にちょこんと腰掛けると、翔くんはあたしの頭を撫でてから立ち上がった。
「俺も…風呂入ってくる。」
「うんっ、いってらっしゃい…!」
お風呂へ向かう翔くんの背中を見送ってから、あたしは体育座りをしながら胸のドキドキをうるさいくらい感じて翔くんの帰りを静かに待っていた。