トンネルの向こう側
そのあと、ちょうど夕食の時間に恭一さんとお母さんがやって来た。

看護師さんがお粥を食べさせてくれた。

「さやかちゃん! 良かった〜」
と泣きながら私に抱きついた。

「さやかちゃん、本当に良かった。」
と涙ぐんでいた。

「ご… べ…ん…だ…ざ………い」

お母さんは看護師さんと交代してお粥を食べさせてくれた。
半分も食べれず夕飯を終了した。

「さやかちゃんが寝てる間に、刺された傷はもう治ったのよ。」

「さやかちゃん、
ご両親がこっちに向かってるからもうすぐ、会えるからね。
お父さんもお母さんも喜んでいらしたよ!」

さやかも、ニコっと微笑んで頷いた。

担当医が夕飯後の様子を見に来てくれ、恵と恭一は、さやかの両親が来てから医者に今後の治療などの説明をしてもらう事を頼み担当医も了承した。

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