ただ、一緒にいたい
「おはようございます。彰様、愛月様」
「あぁ」
「おはようございます!岸さん、生島さん、山科さん」
「どうぞ」
「あずちゃん!どうぞ!」
俺は車のドアを開けて、愛月を促す。
「え?私も乗るの?」
「当たり前だよ。毎日送り迎えするよ!」
「私は大丈夫だよ?そこまで遠くないし…」
「ダーメ!途中で何かあったら困るから!それに少しでも長く一緒にいたい」
そう言って手を差し出すと、観念したように愛月が手を握ってくれた。
そのまま車内へ促した。
愛月が乗ったのを確認し、俺も隣に乗った。
「中も凄いね…シートふわふわ…」
「あずちゃん、手!」
「手?」
「そう。手繋ごっ!」
手を握り、そのまま口へ持って行きキスをした。
「ちょっ…彰くん////」
「あずちゃん、ほんと可愛い!」
そしてゆっくり車が走り出した。
手を握ってない方の手で、愛月の頬や頭を撫でる。
少しくすぐったそうにしながら、フワッと笑う彼女。
幸せだ。
「彰様、愛月様、着きました」
「あーあ、着いたね…残念…じゃああずちゃん、また後でね!」
「うん…」
ドアを開け、一度出る。
「あずちゃん、どうぞ!」
「うん」
手を支え、外に促す。
「じゃああずちゃん、行ってらっしゃい!」
「うん。彰くんも、行ってらっしゃい」
愛月が職場に入るのを確認して、車の中に入った。
その瞬間、俺の顔つきが変わる。
きっと全くの別人だろう。
今の俺には、感情など無用なのだから。
「あぁ」
「おはようございます!岸さん、生島さん、山科さん」
「どうぞ」
「あずちゃん!どうぞ!」
俺は車のドアを開けて、愛月を促す。
「え?私も乗るの?」
「当たり前だよ。毎日送り迎えするよ!」
「私は大丈夫だよ?そこまで遠くないし…」
「ダーメ!途中で何かあったら困るから!それに少しでも長く一緒にいたい」
そう言って手を差し出すと、観念したように愛月が手を握ってくれた。
そのまま車内へ促した。
愛月が乗ったのを確認し、俺も隣に乗った。
「中も凄いね…シートふわふわ…」
「あずちゃん、手!」
「手?」
「そう。手繋ごっ!」
手を握り、そのまま口へ持って行きキスをした。
「ちょっ…彰くん////」
「あずちゃん、ほんと可愛い!」
そしてゆっくり車が走り出した。
手を握ってない方の手で、愛月の頬や頭を撫でる。
少しくすぐったそうにしながら、フワッと笑う彼女。
幸せだ。
「彰様、愛月様、着きました」
「あーあ、着いたね…残念…じゃああずちゃん、また後でね!」
「うん…」
ドアを開け、一度出る。
「あずちゃん、どうぞ!」
「うん」
手を支え、外に促す。
「じゃああずちゃん、行ってらっしゃい!」
「うん。彰くんも、行ってらっしゃい」
愛月が職場に入るのを確認して、車の中に入った。
その瞬間、俺の顔つきが変わる。
きっと全くの別人だろう。
今の俺には、感情など無用なのだから。