俺のことずっと好きでいろよ
そのままズンズン進んでいって、映画館に入った。

何も言わずに適当にチケット買って、茫然としてるみのりと一緒にポップコーンと飲み物買ってカップル席に座る。

「おい。何茫然自失になってんの?映画はじまんぞ。」

「え?」

それで俺をぼーっと眺めて、我に返ったのか赤くなって横を向いた。

「おい。」

「……」

「おいって!」

「……」

かたくなに横向いたままなので、強引に両肩を持ってこちらを向かせた。

「おまえわかってる?あんなのその場しのぎだぞ?」

「え?」

「ああいう場所ではつきあってるって言ったほうがいいんだよ。めんどくせーから。」

「え?あ…うん。」

ちょっとしょぼんとして下を向いてしまった。

「だから、付き合ってるってことにしといてやる。」

「え?」

「いろいろめんどくせーだろ?おまえと俺の関係他人に説明すんの。」

「つ、付き合ってる?」

「そ。」

「ほんと?」

「しつこい!」

「はい。ごめん。」

そしてやっぱりまっかになってうつむいた。

かわいい…
もうかわいすぎる…
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