Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「せっかく忘れさせてあげようと思って東京に異動願い出したのに追いかけてくるとはね…しつこいのよ。やめてよね。」

そして、キッと怒りをあらわにした目を吉沢先輩に向けた。

「もう2度と連絡してこないで!」

そのあとわたしを一瞥すると前田さんは出ていった。

引っ叩かれた吉沢先輩が首を垂れて座っている…

何?
してるんだろう?

わたし…

「吉沢先輩?」

先輩はしばらく動かなかったし、わたしもどうしたらいいかわからず、座っていた。
個室で良かったと思いながら…

どれくらい経ったのだろう。

吉沢先輩が口を開いた。

「はは…振られちまった…」
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