Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「理輝!なんで連絡くれないの?!」

後ろ振り向くまでもない。
また女だ。

最近、ずっと遊んでた女が数人いたのだけど、連絡しなくなったから、不満たらたらの女どもからLINEが来まくって、うっとおしくなった俺は全部ブロックしたのだ。

その女のひとりに違いない。

スルーしたいけど、そういうわけにもいかねーか。

「あー。ごめん。誰だっけ?」

後ろを振り向いた。

「は?」

女が怒ってる。

「俺最初から言ってんじゃん。遊びだって。それでもいいっていうから遊んだんだけど?」

「ひどい。」

「もう飽きたからほか当たれよ。俺はもうおまえと遊ぶ気ないし。」

「誰?その女。」

「結菜を指さす。」

「ああ…」

「友達です。」

すかさず結菜が言った。
あ…そう?

「は?友達?」

俺たちが一緒に持ってるスーパーの買い物袋をチェックする女。
ん…どう見ても恋人どうしだろ?これ。
ふつう友達同士が鍋の材料買いにいかねーわな。
< 122 / 298 >

この作品をシェア

pagetop