Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「理輝いるのにこういうとこ来るのってどうかと思うんだよね。そういう女。嫌い。」

むすっとしてわたしをにらみつけている。

えっ!
あ、そうだった。
わたし亜輝さんの中では理輝の彼女だったっけ?

「いや。あのこれは…」

「理輝には言わないけどさ。軽蔑するよ。そういうの。」

う…
わたしだって嫌いだし。そういう人。

「ちがうんです!」

思わず言ってしまった。
いいよね?理輝。
亜輝さんにはほんとのこと言っても。

お父さんとお母さんとまりあさんにバレなければいいのよね?

「あの…理輝のご両親とか智輝さんとか、あと、まりあさんには言わないでくださいね。」

「は?」

「あの。ちがうんです。」

「何が?」

言い訳してると思ってる…。
なんかやだ。
わたしが嫌な女みたいじゃん。

「わたしはほんとは理輝の彼女じゃなくって。」

「は?」

怪訝な表情で、眉間にしわをよせる亜輝さん。
< 129 / 298 >

この作品をシェア

pagetop