Favorite Love~本命は一番近くにいた~


そして飲み会…
社長も専務も常務もみんな来ていて…緊張…。

結局、ルーキーのわたしたちは、それぞれ知らない部署の先輩たちに囲まれた席に座らされ、あれよあれよという間に宴は終わってしまう。

「結菜ちゃーん。」

あ、ヤバイ…

「約束忘れてないよねー。」

ちょっと酔っぱらい気味の昨日の開発部の先輩がわたしの肩にのしっと肘を置いてきた。

「いや…あの…先輩…。」

マズイ…
非常にマズイ…ぞ…

「おい。結菜。帰るぞ。」

そしたら、そこに救世主が現れた。

「あ、理輝。」

助かったー。

「あー。また理輝くんか…。」

チッて苦い顔をして先輩は両手を挙げた。

「やっぱ付き合ってんじゃねーの?君たち。」

「いや。ないです。」

キッパリと言うわたし。
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