Favorite Love~本命は一番近くにいた~


ホテルのバーで待ち合わせしたけど、結菜はでっかいキャリーバック持ってるし、固めのスーツ着てるし、明らかに出張帰りでなんとなくその場にそぐわなくて笑ってしまう。

けど、結菜とひさびさに顔をあわせて、話できるだけでも俺は嬉しくて仕方ねぇ。

「結菜。久しぶりだな。」

トンって結菜の肩に手を置くと、ゆっくり結菜は振り向いた。

「理輝。」

結菜の目がなんとなくうるんでる気がした。

ひさびさに正面から見る結菜…。

「食事も頼もうぜ。俺めちゃくちゃ腹減ってんだよね。」

そしてバーテンダーにできるだけボリュームのある食事を何個か注文した。
お酒は控えめに。
ちゃんと話したいから…。

結菜はスクリュードライバーをすでに注文していたけど、ほとんど口はつけていなかった。
< 180 / 298 >

この作品をシェア

pagetop