Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「うん。それでいろいろ聞いてもらって、元気出たっていうか…。理輝とここで昔遊んだとかクワガタとったとか聞いて、ほっこりしたり…小さいころは怖がりで眠れなくって智輝さんの布団によく潜り込んでたとか…栄養偏りすぎだからちゃんと栄養管理してやらないとダメだとか…いわれて…」

待てよ。それ全部俺のことなんだけど…?

「失恋って…何?」

結菜はひととおり話し終えて、シュンとしてまた下をむいてしまっていたので、俺は結菜の顔の下に自分の顔をくいって持ってった。

「え?」

結菜が俺を見た。

「誰に?」

結菜の顔がまた曇った。

けど、次の瞬間に、顔をあげて俺の目をちゃんと見て、結菜は言った。
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