Favorite Love~本命は一番近くにいた~
で、リビングに足を踏み入れたら、まぁそこは、豪華なシャンデリアみたいなものがあって…一般的な家庭のリビングとは全然違う厳かな感じではあったけど、囲むように置かれたソファから立ち上がった、理輝のお父様が挨拶をしてくれた。

「結菜さん。お久しぶりだね。元気にしてたかい?」

「明けましておめでとうございます。この度はお招きいただきありがとうございます。」

結構深めに、ゆっくりと頭をさげた。

理輝のお父様とそしてその横に相変わらずツンとして座っているお母様両方の真ん中を向いて…。

理輝はといえば、もうお父さんの横にぶすっと座っていて、さらに悪いことには、その横には七未さんが座ってる。

さて…わたしはどこに座ればいいのやら…

「これ、つまらないものですが…」

持ってきていたお年賀をあえて座ったままのお母様に差し出した。

ちょっとピクッとしたお母様だったけど、やっぱりこっちは向いてはくださらない。

まぁ予想はしてたけどね…。
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