Favorite Love~本命は一番近くにいた~


そのまま別部屋で寝た俺たちは次の日、ほぼ無言でマンションまで帰り着いた。
新幹線でとなりに乗りながらも、結菜はずっと通路のほうを見ていたし、俺は窓の外を見ていた。

そしてマンションに帰り着くと、結菜は無言で自分の部屋に消えていった。

俺は、自分の部屋に入る前に「はぁー」っと大きくひとつため息をつき、部屋に入った。

「あ、理輝。おかえり。」

相変わらずだな。とゲンナリ…。

七未。
妹だと思ってたけど、そうじゃないのか?

結菜があんなこというってことは…何か特別な感じがするってことだろうか?

「ねぇ。理輝。久しぶりに会ったんだからさ。2人だけの初詣行こうよ。」

はじめて、じっと七未の目を見てみた。

こんなにまじまじと七未を見たことはない。
七未はもしかして俺を男として見てるのか?

「どうしたの?理輝?」

七未が首をかしげた。

そのしぐさは…。

女のものだ…。
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