Favorite Love~本命は一番近くにいた~
こいつは女として俺に見てほしがってる?

「七未。俺はさぁ。お前を女として見ることはないよ。」

「え?」

七未がちょっと目を見開いて、そして焦るような表情をした。

「何言ってるの?そんなことっ…。」

「俺にとっては七未は妹以外の何物でもない。それはこれから先もかわらない。」

「何?あの女に何か言われたの?わたしが理輝のこと好きだとかなんだとか?そんなことはっ!」

七未はちょっとばかし声をはりあげた。

「結菜はそんなこと言わないよ。俺が今まで気づかなかっただけだ。」

「ちがうっ!わたしはそんな見方してない。だから今まで通りっ!」

「ごめん。」

「え?」

声をはりあげてた七未が小さくなった。

「ごめんな。今まで気づかず、傷つけてた。」

「理輝?」

そしたらぶわっと七未の目から涙があふれた。
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