Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「今出張からもどってきました。」

「ふん。だいたい、あなたを迎えに行こうとして事故にあったっていうじゃない?それってあなたの責任ってことでしょ?」

あいかわらずとげとげしい言葉をはくお母さま。

「理香子!」

お父さまがたしなめた。

「あら、事実でしょ?」

そのときだ。
亜輝さんが言った。

「おばさん。理輝がねぇ。」

「え?」

亜輝さんが突然話し始めたので、お母さまはちょっとびっくりして亜輝さんを見た。

「あの理輝がだよ。寝言で『結菜』って言ったんだよ。」

「え?」

「ここに運ばれたときにね。とりあえず、鎮痛剤打たれて眠らされたんだよ。そのとき。ずっと寝言でそういってた。」

「マジかよ…」

理輝がちょっと赤くなって下を向いた。
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