Favorite Love~本命は一番近くにいた~


「これ。へんじゃない?曲がってない?」

「ああ。まったく。めちゃくちゃ綺麗に結べてる。」

なんだか、朝から理輝の機嫌が悪い。

理輝の事故の翌日。
検査結果は異状なし。

それで、なぜだかそのあとトントン拍子に話は進んでいった。

一緒に住むから引っ越すと理輝と2人でご両親に報告に行ったところ、
そんな中途半端なことするくらいなら籍をいれてしまいなさいとお母さまに一喝され、お披露目することもなく、直接結婚式の流れとなってしまった。


「理輝なにか怒ってる?」

どうしたんだろう?

「別に。」

そういうと理輝はわたしのほうへ歩いてきた。

「めんどくせーなーって思ってるだけ。」

「うん。まぁそれはわかるけど…。」

「あと、おまえ。」

「え?」

わたしに怒ってるの?
何かした?わたし。

「それ。ダメだろ。」

「え?何?」

やっぱり理輝の顔はぶすっとしてて怖い。

どうしようかと思ってたら、理輝がわたしの肩にぽすって頭を置いた。
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