Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「わたし、ちょっと失礼しますね。」

そしてトイレへ立った。

ちょっと深呼吸。

いづらいし、やりにくいけど、理輝にはお世話になってるし、今日はちゃんと助けるって約束したのだから、もうちょっとがんばろ。

ほっぺを1回パシッと叩くと、席に戻ろうと席の近くまで戻ったところ、案の定聞こえてくる会話。

向こうからわたしは見えていない。

「ほんとはまりあさんとここでお見合いの予定だったのにね。あんなどこの馬の骨かわからないような育ちの悪そうな女連れてくるんだから。」

「理香子…」

お父様はたしなめているけど、まりあさんもそこにいるのだから、どうすることもできないのだろう。

だいたい一番の問題は理輝じゃん。
アイツがもっとしっかりわたしをフォローしてくれれば…
って仮カノなんだからフォローもくそもないけど…

ちょっと会話がとぎれたところで席にもどった。
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