Favorite Love~本命は一番近くにいた~
そしたら、突然理輝が近づいてきて、わたしの腰を片腕でぐいっと引き寄せたかと思うと、理輝の整った顔がわたしに近づいてきて、思いっきりわたしの唇を奪った。

え?
何?

そしてびっくりして反論しようとしたわたしのわずかな口の隙間に絶妙に入り込んできた理輝の器用な舌が、わたしの口のなかを絶妙にひっかきまわす。

ちょ…っと待って…

何…この…キス…
頭ん中…真っ白になってく…

あ…理輝やめて…
それ以上…

もう無理…

そう思ったとき、理輝がやっと唇を離した。

ぼーっと放心状態のわたしを尻目に、理輝はニヤリと笑うと、まりあさんに向き直った。

「コイツ俺に夢中だから。おまえの入り込む隙なんてねーし、あきらめな。」

そしてちょうどそこに来ていたタクシーに放心状態のわたしを押し込み、自分も乗り込むとタクシーを出した。
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