Favorite Love~本命は一番近くにいた~
タクシーの中でもまだ余韻冷めやらぬなか…しばらく放心状態だったわたしだけど、ふと我に返った。

「ちょ…っと!理輝!何してんの!」

「あー。ごめん。つい。」

「ついじゃないでしょ!わたし…こんなの…」

聞いてないし…

「まぁいいじゃん。はじめてでもないんだし。たまには男とこういうことしてみてもいいんじゃね?」

「ひどい…」

あんなキス…

「大丈夫だよ。もうしねぇから。今から友達にまた戻ろうぜ。悪かったな。今日はめんどくせぇことにつき合わせて。」


あんな…キスはじめてだったし…

なんであんなキス…するのよ…

理輝はそのままタクシーの窓の外を眺めていた。

わたしは…
戸惑いとか怒りとか…いろんな感情がごちゃごちゃになってわけがわからなくなって…

混乱していた…。



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