Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「俺が行くっつってんだから絶対行くぞ。」

俺、強引…

「う…うん…まあ久しぶりに行きたいって気はするけど…」

そう。結菜は絶対動物好きだと踏んだ。
ら、やっぱりそうなんだ。

「じゃあ決まりな。あー。車、兄貴に借りとくから。そだな。8時には出るからな。」

「え…うん…」

「じゃな。」

くそっ…
なんだよ。
俺がこんなに必死とか…
わけわかんねー。

けど…
好きって気づいた以上…
俺のもんにする以外にありえねー。

ぜってー渡さねぇ。
吉沢さんには…

俺のもんにしてみせる。



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