Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「だからいつだってよ?」

ちょっと怒り気味に言っちまう俺。

「えっと…まあもうすぐだよ。10月18日。」

おっ来週の土曜日。

「じゃあ。その日空けとけよ。飯行こうぜ。あ、そうだ。その前にどっか…」

「あ、ごめん。その日は予定が…」

「は?」

待て…
結菜のこの顔…

俺に目を合わさないってことは…

「なんだよ。おまえデートかよ。」

「え?そ、そんなことは…」

マジか…
吉沢さんだな…

「じゃ、じゃあ、その次の日でもいーぞ。朝早くから動物園いきてーな。」

「へ?動物園?」

くそ。
夜遅く帰さねーために朝早くからでかけるしかねーじゃん…

「で、でも…」
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