HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
「おはよう」
階下に下りると母が朝食を用意してくれた。
久しぶりに食べる母の料理。
二人でダイニングテーブルを囲んで、朝食を食べていた。
「瑞希、これ」
母が急に私に白いジュエリーケースを差し出した。
「何これ?」
「瑞希にあげようと思って」
私は食べるのを中断して、ジュエリーケースの蓋を開けた。中にはエメラルドのリングが台座に嵌っていた。
「これは初めてのクリスマスにお父さんがくれた指輪。エメラルドは五月の誕生石なの。瑞希も同じ五月生まれだし…丁度いいでしょ?」
「いいの?お母さん」
「エメラルドの誕生石の意味は『幸福』なの。お父さんは二人で幸せになれるようにって…私にくれたの。だから…瑞希にも隼也さんと幸せになって欲しいのよ…人生には色々とあるわ。今まで赤の他人だった人と一緒に暮らすんだもん。喧嘩だってする」
「お母さん…」
「…だから…もう一度キチンと隼也さんと話をなさい…瑞希」
「そうだね…キチンと隼也さんと話をするわ」
――――私の中に宿ったこの子の為にも…
階下に下りると母が朝食を用意してくれた。
久しぶりに食べる母の料理。
二人でダイニングテーブルを囲んで、朝食を食べていた。
「瑞希、これ」
母が急に私に白いジュエリーケースを差し出した。
「何これ?」
「瑞希にあげようと思って」
私は食べるのを中断して、ジュエリーケースの蓋を開けた。中にはエメラルドのリングが台座に嵌っていた。
「これは初めてのクリスマスにお父さんがくれた指輪。エメラルドは五月の誕生石なの。瑞希も同じ五月生まれだし…丁度いいでしょ?」
「いいの?お母さん」
「エメラルドの誕生石の意味は『幸福』なの。お父さんは二人で幸せになれるようにって…私にくれたの。だから…瑞希にも隼也さんと幸せになって欲しいのよ…人生には色々とあるわ。今まで赤の他人だった人と一緒に暮らすんだもん。喧嘩だってする」
「お母さん…」
「…だから…もう一度キチンと隼也さんと話をなさい…瑞希」
「そうだね…キチンと隼也さんと話をするわ」
――――私の中に宿ったこの子の為にも…