平成極上契約結婚【元号旦那様シリーズ平成編】
土曜日は朝食の時間に父と合わないように時間をずらしてダイニングルームへ行くと、母はキッチンにいて、久美子は制服を着てご飯を食べていた。
「お姉ちゃん、おはよう」
「おはよう。あれ? 学校へ行くの?」
「うん。登校日なの。めんどくさー」
登校日か。懐かしい。私は夏休みの途中に登校するのはみんなに会えて楽しかったけど。
私は中学から短期大学まで女子校で、高校などは校則が厳しくルーズソックスなんて履けなかったが、久美子はわりと校則が自由な共学校を選び、白のポロシャツに膝上のスカートで今時の高校生だ。
「くーちゃん、明日は空いている?」
「なになに? おごってくれるの?」
かじっていたパンをお皿の上に置き、食いつき気味でそばに立つ私を仰ぎ見る。
「いいよ。くーちゃんの好きなものでも食べに行こうか」
「行く行く! ティラミス食べたいっ! 友達と遊ぼうと思っていたんだけど、お姉ちゃんの方が楽しいもん」
「それって、全部私持ちだからでしょ」
現金な久美子に私は苦笑いを浮かべる。
「それだけじゃないからね。あっ! いけないっ、もう行かなきゃ」
久美子はもうひと口だけパンをかじって椅子から立ち上がった。
「お母さん、行ってきますっ!」
近くのソファに置いていた紺のスクールバッグをガシッと掴んで慌ただしく出て行った。
「お姉ちゃん、おはよう」
「おはよう。あれ? 学校へ行くの?」
「うん。登校日なの。めんどくさー」
登校日か。懐かしい。私は夏休みの途中に登校するのはみんなに会えて楽しかったけど。
私は中学から短期大学まで女子校で、高校などは校則が厳しくルーズソックスなんて履けなかったが、久美子はわりと校則が自由な共学校を選び、白のポロシャツに膝上のスカートで今時の高校生だ。
「くーちゃん、明日は空いている?」
「なになに? おごってくれるの?」
かじっていたパンをお皿の上に置き、食いつき気味でそばに立つ私を仰ぎ見る。
「いいよ。くーちゃんの好きなものでも食べに行こうか」
「行く行く! ティラミス食べたいっ! 友達と遊ぼうと思っていたんだけど、お姉ちゃんの方が楽しいもん」
「それって、全部私持ちだからでしょ」
現金な久美子に私は苦笑いを浮かべる。
「それだけじゃないからね。あっ! いけないっ、もう行かなきゃ」
久美子はもうひと口だけパンをかじって椅子から立ち上がった。
「お母さん、行ってきますっ!」
近くのソファに置いていた紺のスクールバッグをガシッと掴んで慌ただしく出て行った。