平成極上契約結婚【元号旦那様シリーズ平成編】
お盆休暇も終わりいつもと変わらない日常が戻っていた。
その週の金曜日、ひとみと休憩室でお弁当を食べていると、先に終わった彼女がバッグから週刊誌を取り出した。
「明日香、朗報よ」
「朗報……?」
ひとみの言葉の意味がわからず、食べる手を止めてキョトンとなる。
「ふっふっふ」
「もったいぶらないで、早く教えて」
気持ち悪い笑みを浮かべるひとみに私は焦れると、彼女は週刊誌を開いて見せる。
「じゃーん」
「あっ!」
そこに載っていたのはパーティーのときの円城寺さんとあの女性だった。
「これ……」
「ここをよく読んで」
読ませたい個所を指されて目を向けた。そこには円城寺さんと彼女が恋人ではないと否定する文章が書かれてあったのだ。
「この女性、新人のモデルみたいね。主催者である友人にエスコートを頼まれたってあるわ。だから、明日香。喜んでいいのよ」
恋人じゃなかったんだ……。
とはいえ、ひとみが言うように喜べるものでもない。この女性は円城寺さんの恋人ではなかったけれど、別の人がいるかもしれないし、私は勝手にずーっと憧れているだけ。
「あら? 反応が薄いわね?」
「えっ? ううん。そんなことないわ。教えてくれてありがとう」
「今週は空元気みたいに見えたけど、彼が原因だけじゃないわね?」
「お見合いの日取りを決められちゃいそうなの。いつもはのらりくらりとかわしていれば諦めてくれていたんだけど……」
お弁当の最後のひと口を食べ終え、両手を合わせて「ごちそうさま」をして片づけ始める。
「じゃあ、憂さ晴らししに行こうよ」
「憂さ晴らし?」
「ディスコよ。明日は土曜でしょ。はじけちゃおう」
それもいいかもしれない。ガンガンかかる曲に身を任せて踊ればスッキリするかも。
「うん。行くわ」
「その意気よ。今夜はフィーバーしちゃおう」
ディスコが好きと言うわけではないが、気晴らしがしたくなった。いい子ちゃんでいることにつかれたのかもしれない。
その週の金曜日、ひとみと休憩室でお弁当を食べていると、先に終わった彼女がバッグから週刊誌を取り出した。
「明日香、朗報よ」
「朗報……?」
ひとみの言葉の意味がわからず、食べる手を止めてキョトンとなる。
「ふっふっふ」
「もったいぶらないで、早く教えて」
気持ち悪い笑みを浮かべるひとみに私は焦れると、彼女は週刊誌を開いて見せる。
「じゃーん」
「あっ!」
そこに載っていたのはパーティーのときの円城寺さんとあの女性だった。
「これ……」
「ここをよく読んで」
読ませたい個所を指されて目を向けた。そこには円城寺さんと彼女が恋人ではないと否定する文章が書かれてあったのだ。
「この女性、新人のモデルみたいね。主催者である友人にエスコートを頼まれたってあるわ。だから、明日香。喜んでいいのよ」
恋人じゃなかったんだ……。
とはいえ、ひとみが言うように喜べるものでもない。この女性は円城寺さんの恋人ではなかったけれど、別の人がいるかもしれないし、私は勝手にずーっと憧れているだけ。
「あら? 反応が薄いわね?」
「えっ? ううん。そんなことないわ。教えてくれてありがとう」
「今週は空元気みたいに見えたけど、彼が原因だけじゃないわね?」
「お見合いの日取りを決められちゃいそうなの。いつもはのらりくらりとかわしていれば諦めてくれていたんだけど……」
お弁当の最後のひと口を食べ終え、両手を合わせて「ごちそうさま」をして片づけ始める。
「じゃあ、憂さ晴らししに行こうよ」
「憂さ晴らし?」
「ディスコよ。明日は土曜でしょ。はじけちゃおう」
それもいいかもしれない。ガンガンかかる曲に身を任せて踊ればスッキリするかも。
「うん。行くわ」
「その意気よ。今夜はフィーバーしちゃおう」
ディスコが好きと言うわけではないが、気晴らしがしたくなった。いい子ちゃんでいることにつかれたのかもしれない。