平成極上契約結婚【元号旦那様シリーズ平成編】
それから三時間後、六本木の駅を降りて瞳に案内されたブティックで向日葵みたいな黄色のタイトスカートのスーツを購入した。そこで着替えてから近くの雑居ビルの地下にあるディスコに来てから二時間が経っていた。

もうすぐ二十一時だが、夜はまだまだと言った風で、どんどんお客さんが入って来る。ひとみによると、今激熱のディスコらしい。

偶然にひとみのミツグくん・田中さんが友人・石橋さんと来ていて合流となった。田中さんがガラス張りの個室を取ってくれて、そこでお酒を飲んだり、フロアへ出て踊ったりしている。

ひとみたちは今、フロアでガンガンかかる音楽に身をくねらせ踊っている。

三人を見ながら、ゆっくりくつろげる空間はうれしい。音楽もここならば数回行っているディスコではフロア横の小さなテーブルで立ちながらお酒を飲んでいたから疲れてすぐに店を出たくなった。

ここはソファがあり、男性ふたりも煙草をのまないから空気もいい。

個室を借りるのはかなり高そうだ。田中さんはIT企業を立ち上げ、羽振りがいい。

ビールをちびちび飲んでいると、ひとみと男性ふたりが戻ってきた。

「明日香もここにいないで、一緒に踊ろうよ」

「そうだよ。後で行こうよ」

ミツグくんじゃない一見おとなしそうに見える石橋さんも勧める。

ひとみは私の隣に腰を下ろすと、温くなったビールを喉に流し込む。

「ふぅ~暑かった」

男性ふたりは私たちの対面の三人掛けのソファに座った。
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