平成極上契約結婚【元号旦那様シリーズ平成編】
「座って。首が疲れる。……そんなに深刻なのか?」
「あ、すみません……」
私はもう一度座り直し、スカートを撫でつけた。
「切実に深刻なんです。このままだとお見合いを進める父にこのままでは好きでもない人と結婚をさせられてしまうので」
「それで、俺に? 俺は世間を時々騒がせているし、百点満点の恋人とは言えないだろう? むしろ、父親にしてみたら心配で仕方がない恋人になるだろう」
自分を低評価する円城寺さんに私は大きく首を左右に振る。
「円城寺さんは兄の友人ですし、以前父があなたを褒めていたんです。だから大丈夫だと思っています」
「達也は知っているのか?」
「いいえ」
この計画を話せば兄は反対をするはず。
「お願いです。助けてください。私が出来ることでしたら何でもします!」
頭を再度下げる私に円城寺さんは無表情で黙り込んでしまった。彼の返事をジッと身動きもせずに待つ。
心の中では『引き受けると言って!』と、祈りながら。
数秒後、円城寺さんはフッと端整な顔に笑みを浮かべてから口を開いた。
「あ、すみません……」
私はもう一度座り直し、スカートを撫でつけた。
「切実に深刻なんです。このままだとお見合いを進める父にこのままでは好きでもない人と結婚をさせられてしまうので」
「それで、俺に? 俺は世間を時々騒がせているし、百点満点の恋人とは言えないだろう? むしろ、父親にしてみたら心配で仕方がない恋人になるだろう」
自分を低評価する円城寺さんに私は大きく首を左右に振る。
「円城寺さんは兄の友人ですし、以前父があなたを褒めていたんです。だから大丈夫だと思っています」
「達也は知っているのか?」
「いいえ」
この計画を話せば兄は反対をするはず。
「お願いです。助けてください。私が出来ることでしたら何でもします!」
頭を再度下げる私に円城寺さんは無表情で黙り込んでしまった。彼の返事をジッと身動きもせずに待つ。
心の中では『引き受けると言って!』と、祈りながら。
数秒後、円城寺さんはフッと端整な顔に笑みを浮かべてから口を開いた。