【Eater】人喰青年血染喉詩【EP0】
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高崎についた。初めて来たが思ったより大きな駅だった。人も多い。
「行こう」
「うん」
「とりあえず必要な物色々買わないと」
「そうだね」
とりあえず改札を出て、駅周辺で必要そうな物を買い占める。
僕はコンビニでおにぎりを買ってもらい、それを食べる、具は一番好きなシャケだ。悪く無い。うん。悪くは無いのだが何故だろう果てしない根底にある飢餓は治らないような気がする。
「こんだけ買ったらとりあえず大丈夫でしょ」
ユイナは新品のキャリーケースを転がす。
「どこいく?」
「そうだね、無人島でも行く?」
「無人島?」
「冗談、とりあえず今日はどっかホテルに泊まろう」
「え、ああ、そうだね」
ユイナはスマホで道を調べる。
「近くにある?」
「うん、あった、行こう、あ、その前に痛み止め飲む?」
「ああ、うん、飲んでおこうかな」
「水買って来るね」
「うん」
ユイナは近くの自販機に駆け込む。
「はい、これ」
「うん、ありがとう」
薬を飲み込む。苦い。すぐに水を流し込む。これで少しは良くなるだろう。また僕たちは歩き出す。
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