運命が変えた一夜 ~年上シェフの甘い溺愛~
「ほとんど食べてない顔してる。それに体調も悪そうだし。」
「大丈夫です。」
思わず視線から外れようと、うつむく綾乃。

「金曜と言わず、今日仕事終わったらうちの店によって。待ってるから。」
「今日は忙しいので。」
「店が閉まっててもいいから。待ってるから。」
「行けるかわかりませんし。」
「ダメ。」
有無を言わさない表情の悟。

でもここで頷いたらダメだ。

「すみません。今日は本当にいけません。」
綾乃がきっぱりと告げると悟は困ったような顔をして「じゃあ明日は絶対に来いよ?待ってるから。」と、微笑んだ。
< 56 / 349 >

この作品をシェア

pagetop