クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
「小春、怒ってる?」
「怒ってないよ。ただ、水輝がなにをしたいのか分からないだけ」
水輝は額に滲んだ汗を手のひらで拭った。
彼はあまり汗をかかない人だ。いつからここにいるのだろう。こんなふうにしなくても、電話をすればよかったんじゃないのかな。
そう考えて、顔を突き合わすためにわざわざ足を運んだ水輝に情が湧く。
話をするくらいならいいか……。
「手短に話してくれない?」
水輝は決まり悪そうに目を伏せる。
「俺が嘘をついていたこと、黙っていてほしいんだ」
「黙っておくって誰に」
「この前会った子。あの子、この建物で働いているんだ。今後小春と会う可能性もある」
一、二階にあるショップかレストランか。はたまた認可保育所か。
たしかに会う可能性はあるけれど、もうあの女性の顔を覚えていない。
私に会いに来たわけではなく、彼女に会うついでに私を待ち伏せしたのか……。
「口止めをしに来たってわけね」
「そう」
水輝はハッキリとした口調で頷く。
「怒ってないよ。ただ、水輝がなにをしたいのか分からないだけ」
水輝は額に滲んだ汗を手のひらで拭った。
彼はあまり汗をかかない人だ。いつからここにいるのだろう。こんなふうにしなくても、電話をすればよかったんじゃないのかな。
そう考えて、顔を突き合わすためにわざわざ足を運んだ水輝に情が湧く。
話をするくらいならいいか……。
「手短に話してくれない?」
水輝は決まり悪そうに目を伏せる。
「俺が嘘をついていたこと、黙っていてほしいんだ」
「黙っておくって誰に」
「この前会った子。あの子、この建物で働いているんだ。今後小春と会う可能性もある」
一、二階にあるショップかレストランか。はたまた認可保育所か。
たしかに会う可能性はあるけれど、もうあの女性の顔を覚えていない。
私に会いに来たわけではなく、彼女に会うついでに私を待ち伏せしたのか……。
「口止めをしに来たってわけね」
「そう」
水輝はハッキリとした口調で頷く。