クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
「ドレスの心配までするんだな。どこまでも自分は後回し。でも小春の言う通りだ。どんな体型の女性にも合うドレスにできたらいいよな」

 最後の方は独り言なのか、どこか遠くを見つめながら頷いていた。

 お仕事をされている時の遥人さんも素敵なのだろうな。なにもかも完璧な彼が、私を好きになったのが不思議でしょうがない。

 どんな結婚式がいいか、その前に一緒に暮らすのはどうか、次の休みはいつか、なにをするか、など話し合っていたら時間はあっという間に過ぎた。

 外気で熱くなった身体に冷たい氷は心地よく、ほどよい甘みに癒されたのだが。

 食事を終えて車に戻るとそこは灼熱地獄。すぐには車内に入れない。
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