クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
「気温差にやられてばてるな。小春がよければうちに移動しないか。そうだ。いっそのこと泊まっていくか? そうすれば明日、また待ち合わせしなくても済むだろう」

 今日は一日外でぶらりと過ごすと思っていたので、突然の提案に挙動不審になる。

「あ、え、えっと」

「変なことはしないと約束する」

 遥人さんはクスリと笑う。

「……お邪魔させてもらいます」

「うん。行こうか」

 瞼の辺りにキスをされて、顔から火を噴きそうなほど恥ずかしくなった。

 それから一度私のマンションに立ち寄り、必要なものを持って遥人さんのマンションへ移動した。

 姉に『頑張れ!』とガッツポーズされたけれど、やっぱりお泊りとなるとそういう流れになるのだろうか。

 昨日の今日だし、遥人さんもさっき変なことはしないと言っていたけれど。

 付き合って二日目。早い気もするが、ふたりともいい大人なのだから、頭でっかちにならず流れに身を任せればいいよね。
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