クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
 遥人さんのマンションへ移動してからはだらだらと過ごし、今日は疲れたし手料理はまたの機会にするとして、夕飯はデリバリーを頼んで食べた。

 お風呂に入って部屋着に着替えると、本当に私たちは恋人同士なのだという実感に包まれて幸せな気分になる。

「ワンピースも可愛かったけど、それも似合っているね」

 遥人さんに褒めてもらったのは、白色のプルオーバーと白地に赤い線が入ったショートパンツ。

 一番可愛いのを選んで持ってきたかいがあった。

「ありがとうございます。遥人さんはなにを着てもカッコいいですよね」

「そう? ありがとう」

 おかしそうに笑う遥人さんは、紺色の半袖シャツに黒色の半パンと私と似たような恰好をしている。

 長い時間一緒にいられるのが嬉しくて、さっきからずっとふわふわした気持ちだ。

 二十二時を過ぎて、ソファに並んで座っていた遥人さんの頭が、私の肩にこてんと乗った。
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