友達以上恋人未満~これを愛というならside story~
思ったまま梓は、会いたいと言ってくれただけで、
どこに行きたい?と訊いても迷い出すだろう。
かと謂って、夜中に何処にも行く気もなく……
ただ、梓に触れたかった。
明らかに躊躇っている梓を家に連れて来て、とりあえずワインを飲みながら。
食べたいもの決まってか?
「何でもいいよ」
「何でもいいってのが一番困る」
「だって何でもいいんだもん」
明日、作ってやると頭を撫でると、うん、と笑顔になる梓が可愛いくて。
今までなら、ただ可愛いとしか思わなかった笑顔に今日は………
咄嗟に視線を逸らしていて。
名前を呼ばれた瞬間に、梓を抱き締めていた。
鼓動がいつもより速い。
今まで俺はどうやって、可愛いと思った時に対処していたのかさえわからない。
押し返そうとする梓を、ワイングラスを置いて両腕で抱き締め直して、
見上げてきた梓の瞳は、なんで?と訴えているようで……
好きだからだよ、と思いを込めて唇を重ねる。
はじめて触れた梓の唇は、柔らかさが俺好みで、もっと。
離したくなくて、舌を割り入れて梓の舌を絡め取ると、梓が俺のTシャツを掴んだのに気付いて。
自分が気持ちいい場所に舌を誘導すると、梓の吐息が漏れた。
気持ちいい場所が同じなのか?
もっと梓の唇を味わいたくなって、
上唇を甘噛みしたり、下唇を舐めたり、舌先だけを触れ合わせたりな愉しむキスに変えると、梓からキスをしてくれて。
気持ちいいのと、愉しくなってきたキスに………
額が自然と重なって、笑い合っていて。
「やべぇな……止まらねぇ……」
そうだね、と小さく呟いた梓の潤んだ瞳に煽られて。
僅かに残されていた理性の糸が、プツっと音を立てた。
どこに行きたい?と訊いても迷い出すだろう。
かと謂って、夜中に何処にも行く気もなく……
ただ、梓に触れたかった。
明らかに躊躇っている梓を家に連れて来て、とりあえずワインを飲みながら。
食べたいもの決まってか?
「何でもいいよ」
「何でもいいってのが一番困る」
「だって何でもいいんだもん」
明日、作ってやると頭を撫でると、うん、と笑顔になる梓が可愛いくて。
今までなら、ただ可愛いとしか思わなかった笑顔に今日は………
咄嗟に視線を逸らしていて。
名前を呼ばれた瞬間に、梓を抱き締めていた。
鼓動がいつもより速い。
今まで俺はどうやって、可愛いと思った時に対処していたのかさえわからない。
押し返そうとする梓を、ワイングラスを置いて両腕で抱き締め直して、
見上げてきた梓の瞳は、なんで?と訴えているようで……
好きだからだよ、と思いを込めて唇を重ねる。
はじめて触れた梓の唇は、柔らかさが俺好みで、もっと。
離したくなくて、舌を割り入れて梓の舌を絡め取ると、梓が俺のTシャツを掴んだのに気付いて。
自分が気持ちいい場所に舌を誘導すると、梓の吐息が漏れた。
気持ちいい場所が同じなのか?
もっと梓の唇を味わいたくなって、
上唇を甘噛みしたり、下唇を舐めたり、舌先だけを触れ合わせたりな愉しむキスに変えると、梓からキスをしてくれて。
気持ちいいのと、愉しくなってきたキスに………
額が自然と重なって、笑い合っていて。
「やべぇな……止まらねぇ……」
そうだね、と小さく呟いた梓の潤んだ瞳に煽られて。
僅かに残されていた理性の糸が、プツっと音を立てた。