君と私で、恋になるまで



◻︎


翌日の目覚めは勿論最悪で、何ならずっと現実との狭間で殆ど寝られていない。





同期だからって、心配してわざわざ会社まで戻って来てくれた瀬尾に、私はなんて事を言ってしまったんだろう。


"ふ、2人で飲みに行っても健全に23時に解散する同期の瀬尾君に言うことはありません…っ!!"



「し、しにたい…」


自分の愚かさに打ちひしがれて、また泣きそうだ。



合わせる顔が無い、と生気を失ったまま出勤した私は、フロアを恐る恐る見渡すけれど瀬尾は居なかった。

朝から外出なんて珍しいなと思いながらホッとしている自分もいて。



私、これから瀬尾のことをこうやって避けて過ごしていくのかな。


同期のよしみでもなんでも、傍にいられたら良いと思っていた筈なのに。

それだけじゃそろそろ我慢できない自分が、酷く欲張りに思える。


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