(続編)ありきたりな恋の話ですが、忘れられない恋です[出産・育児編]
でも、そうなると愛梨に夢中になって、私は構ってもらえないのだ。
いつもなら、助かると喜ぶところだけど、今日の私はいつもと違う。
久しぶりにお化粧もして、髪もブローして、ワンピースを着て、その下には、ちょっとセクシーな下着も…
「先にご飯にする?」
「悪いな、頼む」
晩御飯は、牡蠣の炊き込みご飯とステーキ肉にアスパラを添えて、鰻の野菜サラダだ。
晶斗にその気になってほしいから、精力がつく食べ物を並べた。
「豪華だねー。今日、何かの記念日だった?」
「ち、違うよ。最近、お疲れみたいだから、晶斗に精力つけてもらおうと思って」
「精力?…エッチのお誘い⁈」
露骨に嬉しそうに笑う晶斗に、頬を染めてコクリと頷いたら、腕に抱いてる愛梨に向かって話しかけた。
「あいり、今日はパパが寝かせてあげるからな」
その声は、弾んでいた。
食後の後、お風呂へ行った晶斗の足取りは軽く、今にもスキップしそうだった。そんなあからさまに喜ぶ晶斗に、こちらから誘った恥ずかしさも消え、逆に気合いが入る。
受け身ばかりだった自分にとって、難易度が高いけど
誘惑か…
頑張ってみるかな…
眠くなり、ぐずりだした愛梨をあやす晶斗。でも、なかなか寝てくれず、ぐずぐずと泣いている。
「あいり…頼むから寝てくれよ」