訳アリなの、ごめんなさい
「んぁ、っ」

鋭い痛みと共に、今までとは比べ物にならない質量のものが、押し込まれて、わたしは痛みと恐怖で、ブラッドの首にしがみつく。

彼の髪から汗とわずかに残る石鹸の香りが鼻をくすぐる。



「大丈夫だ、あと少し、だから」

耳元で苦し気にささやかれ、コクリとうなずくと


ズンっと今まで一番強烈な痛みとともに、内臓が中から押し上げられる感覚で、私は声にならない悲鳴をあげる。


「はぁ、入った」

安堵したように彼がつぶやいて、よくやったと褒めるように、私の頭を撫でる。

痛みが遠のくのを感じて、彼にしがみついていた腕の力を抜く。

ふたたびベッドに沈み込めば、更に押しつけるように、彼が口付けを落としてくる。

「アーシャ、愛してるよ。ずっとこの日を夢見てた」

唇が離れて、熱っぽい瞳に優しく微笑まれると、途端にまた涙が溢れた。

私もよと言えたらどんなに幸せだっただろうか

私はこの時を永遠にわすれないと思った。





しばらく抱き合って、唇を重ね合っていると、痛みも随分と遠のいていた。

それを見極めたのか、彼は身体を起こして、私の脚に手をかける。


ゆるゆると彼が出し入れを始めて、痛みとも快感とも取れるそれに、わたしはまた啜り泣くような声を上げた。


最初は緩やかな動きだったものが、慣れるに従い、早く深くなる。

「あっ、あぁ!・・・・・だめぇ」
激しい抽送の中で、奥の方から熱いものが登ってくるのが分かって、私は掠れた悲鳴と共に達した。
「はっ・・・アーシャ・・・アーシャ!!」

ガクガクと痙攣する私をかき抱いて、ブラッドも切な気な声を上げると一層強く打ち付けて、達した。
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