HEART ~second ~
ベットにゆっくりと横たえて布団をかけてやると、彼女の眉間の皺は1本だけ消えた
点滴の袋を点滴台に戻し、注射器で血圧をあげる薬と、喘息を抑える薬を投与した
これが効いてくれることを願うしかない
彼女は限界だったようで、すぐに眠りに落ちた
きっと今は眠っている方が本人にとっては負担が少ないはずだから、眠れるに越したことはない
そろそろ帰ってくるであろう龍太にメールで現状を伝えると
わかった
すぐ帰る
とだけすぐに返信が来た
再度バイタルのチェックを行う
先程のデータと比較しても、薬の効果があまり出ていないように感じた
血圧を測るが、同様に低いままだ
血圧をあげるメトリジンを投与したいのは山々だが、心臓にさらに負担がかかる
床から足に伝わる冷たさが俺を焦らせるようで妙に気持ち悪い
医師として目の前の患者の苦しみを取れないことが、その焦りを増大させる
今回の原因は心臓の著しい弱化と発熱。
弱化の要因は様々だが、これだけ急な悪化の背景には栄養と薬の不足が考えられる
発熱は環境の変化……
(これだけ環境が変わってて
身体に悪影響が出ない方がおかしいか…)
それから薬の不足、、、
飲み忘れでもしたのか、、、
どちらにせよ本人に聞いてみなくては、、、