燕雀安んぞ天馬の志を知らんや。~天才外科医の純愛~
「ほんと、一体、何するつもりだったの……?」
私は、出勤していった先生の背を見てつぶやく。
先生ってちょっと心配症すぎる。前からではなかった気がするけど、先生のことだから、表情に出ていなかっただけかもしれないし分からない。
でも、これはもしや、夫婦と言うより、親子……?
そ、そんなことないよね。
だって、今度の旅行で覚悟してって、そういう意味だもんね。
先生と最後まですれば、何がどう変わるんだろうか。
もしかしたら、状況はあまり変わらないのかもしれないけど……それでも私は先生のこと、もっと知りたいって思ってる。