捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
「やめろよ。それにしてもどこで再会したんだ?」
龍はすでに情報を集めているようで、キーボードを操作しながら俺に問いかける。
「取引先にいた。そして俺の子供も」
「はあ、子供?」
「ああ、俺の瞳と同じ色の3歳の男の子だ」
龍は何も言えないようで、しばらく呆然としていた。
「そうか、それは真相を追求しないとな」
そういうと、一気にまじめな表情を見せた。
「あの頃、お前を恨んでいた可能性のある人物と言えば?」
その問いに俺は頭を巡らすも、可能性はたくさんある気がした。
当時、常務としてやっていたが、業績を上げるにつれ昇進の話も出ていた俺に、いい感情を持っていなかった人は多い。