捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
「社長、SOWAから見積もりが届いています」
和泉さんの声に我に返ると、俺もそのメールを開く。
完璧なビジネス用語で分かりやすく書かれた、紗耶香からのメール。
その資料はどれも完璧で、とても的確にポイントが抑えられていた。
「立花さんはとても優秀な方ですね」
「ああ」
異存などなくて素直にうなづいた俺に、和泉さんは少し驚いた表情をしたがそれを見ないふりをして、俺は仕事を初めた。
指示を出したり会議をこなし、なんとかその日の予定を終え、これからまだ今日もらった資料を読み込もうと思ったところでハタと我に返る。
紗耶香はきちんと俺達の家に帰ってくれているだろうか?